アスペルガー症候群の対応方法とは?日常生活の困りごと
日常生活のさまざまなシーンで
困ることがたくさんあります。
仕事場はもちろんプライベートでも
ストレスを感じやすいアスペルガー症候群。
日常生活での困りごととその対応方法をご紹介します。
アスペルガー症候群の日常問題の対応方法
1. 曖昧な表現が理解できない
曖昧な表現に対応することが困難です。
「この仕事早めに終わらせて。」
「少し貸して。」
「10時くらいに集合。」
などと言われても、
「早めに」
「少し」
「~くらい」
などの曖昧な表現を適切に理解することができません。
もし、相手から言われて
理解できない内容があるときは、
具体的に教えてもらえるように
伝えてみると良いでしょう。
例えば、
「この仕事早めに終わらせて。」と言われたら、
↓
「10時までで良いですか?」
「少し貸して。」と言われたら、
↓
「何個が良いですか?」
「10時くらいに集合。」と言われたら、
↓
「10時ですね?」
などと相手に質問してみましょう。
2. 相手との距離感がつかめない
相手との距離感をつかむことが苦手な場合が
多いでしょう。
もし、
上司や目上の人に失礼な対応をして怒られてしまう
友達に敬語を使って距離を置かれてしまった
など、対人関係でトラブルがあれば、
対応方法の改善が必要になります。
相手との距離感がつかめないときは、
年上の人には基本的に敬語を使う良いですね。
また、何度も会う友人には敬語を避けて、
相手と同じ口調で会話をするようにしましょう。
この2つのポイントを取り入れるだけで、
ずっと他人との対応が改善できます。
3. 予定変更に対応できない
予定外のできごとが起こると思考がストップしてしまう
アスペルガー症候群の方は多いのではないでしょうか。
予定変更に対応できないという方は、
いくつかの予定をあらかじめ考え
パターン化をしておきましょう。
・いつも通ている道が工事で使えなかった
・いつも使っているものが手元にない
・時間に遅れてしまった
など予定外のできごとは日常の中で発生します。
その都度トラブルを解消することが難しい場合は、
あらかじめテンプレートを作ることで
パニックになることを防げます。
パターン化でアスペルガー症候群に対応
アスペルガー症候群で日常生活の困りごとを
解消したいときは、
パターン化を取り入れると良いですね。
・曖昧な表現をされたときの対応方法
・人との距離感がわからないときの対応方法
・予定外のことが起きたときの対応方法
これらは全てマニュアルを作り、
パターン化ができます。
計画にそって行動することが得意という
アスペルガー症候群の方は多いはず。
日常生活でのパニックを防ぐために、
パターン化対応法を取り入れてみてください。