アスペルガー症候群の子供への接し方とは
アスペルガー症候群の子供がいる場合、
どのように育児をしていけばよいか
悩んでしまうという方は多いはずです。
・こちらの想いを理解してくれない
・どのように伝えればいいのかわからない
など、育てにくさを感じている方は、
子供への接し方のポイントを知ることが大切です。
子供のアスペルガー症候群の接し方について
ケース別にまとめてみたので参考にしてみてください。
アスペルガー症候群の子供の接し方
1. 他人に言ってほしくない発言をするとき
アスペルガー症候群の子供は自分の発言によって
相手が傷つくということを知りません。
相手のコンプレックスを指摘するなどの
気になる発言をしてしまうときは 、
具体的に「○○を言ってはダメよ」という
接し方を取り入れてみましょう。
アスペルガー症候群の子供に
「そんなことを言わないの」と言っても
「そんなこと」の意味を理解することはできません。
相手が傷つく発言を防ぎたいときは、
「○○さんに○○を言っていけないよ」と
具体的に教えるようにします。
さらに、「○○を言うと悲しい気持ちになるんだよ」
など、相手がどんな気持ちになるのかも
一緒に教えてあげると良いですね。
2. 親のやってほしいことを伝えるとき
子供が成長すると身の回りのことが一人でできるよう
口で伝えながらサポートしなければいけません。
ただ、アスペルガー症候群の子供に
お着替えをして、
片付けをして、
お手伝いをして
と言っても理解が難しいという場合が多いようです。
アスペルガー症候群の子供への接し方は、
ここでもひとつひとつ具体的に
やって欲しいことを伝える
ということが重要になります。
「片付けをして」と言っても
アスペルガー症候群の子供の頭の中は
???でいっぱい。
そのため、
「○○の本を本棚に並べて入れてね」
「車のおもちゃをおもちゃ箱に入れようか」
など丁寧に教えるようにします。
3. 子供を叱るとき
アスペルガー症候群の子供も
してはいけないことをした場合、
きちんと叱らなければなりません。
子供を叱るときの接し方は、
否定の言葉や命令系の言葉を
使わないようにしましょう。
アスペルガー症候群は周囲のことが理解できない分、
叱られたり、怒られたことにトラウマを感じやすい
という一面があります。
「○○してはダメ」
「○○しなさい!」
など強い言葉を使ってしまうと、
親の想いは伝わらず
自分が否定されたと感じてしまいます。
そのため、アスペルガー症候群の子供の接し方には
特に注意が必要になります。
できるだけ感情的にならず、
絵に描いてみたり
いつもの会話と同じく
具体的に使えるようにしてみましょう。
アスペルガー症候群の子供は接し方が重要
アスペルガー症候群の子供を持つ家庭では、
接し方を工夫することで家庭環境全体を改善できます。
発達障害を持つために育てにくい、
コミュニケーションを取れなくて辛い
と悩んでいる方は、
ぜひ試してみてくださいね。